会話でわかる!見守り契約のきほん

見守りは何のためにする?

ふくさん
ふくさん

見守り契約って、そもそも何のためにするものなの?

きーさん
きーさん

その人によって目的は違うかもしれませんが、例えば一緒に住んでいる家族がいない人が、もしも自分に何かあった時に備えて契約していることが多いです。

ふくさん
ふくさん

一人暮らしだと、急に具合が悪くなったら、倒れてしまったらどうしよう…って心配になるのよね。

きーさん
きーさん

そうですね。あとは、定期的に連絡をとったり会ったりすることで体調や生活の変化に気付いてあげられたり、必要なサポートを提案することが出来ます。

ふくさん
ふくさん

変化っていうのは、病気のこと?

きーさん
きーさん

持病がある人の症状が少しずつ悪くなっている、というのも変化の一つですね。
自分では大丈夫と思っていても、周りが気付いてあげられれば病院に行くきっかけをつくることも出来ます。

あとは、認知症もそうです。
本人が気づかないうちに、ちょっとずつ認知症が進行してしまうということもあり得ます。そういう時に適切なサポートを受けられるように、見守り契約を活用することもあります。

当センターのことでいうと、任意後見契約をむすんだ方で同居の方がいない場合は、見守り契約をセットで結ぶようにしています。

ふくさん
ふくさん

任意後見契約?見守りとどういう関係があるの?

きーさん
きーさん

任意後見契約は、認知症になってしまった時などに備えるためのものです。
元気なうちに、「もしも自分が身の回りのことを十分に出来なくなったら○○さんに代わりにやってもらう」ということを決めておくのです。

任意後見契約は、効力を発揮させるためには関係者が「任意後見が必要になりました!」と裁判所に申し出ないといけません。その為、契約をした後も後見を受ける人の健康状態や生活状況を知っておく必要があるのです。
そうでないと、必要な時に任意後見を始められず、折角契約したのに無駄になってしまいますからね。

ふくさん
ふくさん

なるほど、だから見守り契約が必要なのね!

きーさん
きーさん

そうなんです。一緒に住んでいる家族などがいれば、その人から教えて貰えますが、1人暮らしだとなかなか適切なタイミングを知るのは難しい。
だから、見守り契約で定期的に様子を知ることで、日常生活の相談役にもなりつつ、任意後見が必要かどうかを判断することが出来るのです。

任意後見契約については、こちらもご参照ください。
会話でわかる!任意後見契約のきほん

見守り契約の内容

ふくさん
ふくさん

見守り契約って、具体的にはどんなことをするの?

きーさん
きーさん

定期的に電話をかけて、ちゃんと出てくれるか確認したり、実際に家を訪問してお話をしたりするのが代表的な内容です。
あとは、専用の機器を家に設置してセンサーで人の動きや生活動作を感知し、それを特定の人に知らせるサービスを提供している会社もあります。

ふくさん
ふくさん

どのくらいの頻度で連絡をくれるのかしら。

きーさん
きーさん

誰とどんな契約をするかによって変わってきます。
民間企業が提供しているサービスだったら、あらかじめ週に〇回とか、月に〇回といったように決まっていることが多いので、契約前によく内容を確認しましょう。
当センターのような専門家に依頼する場合も、頻度はそれぞれの専門家が自由に決めることが出来ます。
あらかじめ決まった回数しか連絡をしないという専門家もいれば、柔軟に対応してくれる専門家もいるでしょう。

ふくさん
ふくさん

例えば、見守り契約で来てくれた人についでに色々な相談に乗ってもらったりすることは出来るのかしら。

きーさん
きーさん

訪問をした際には、お話を聞くことも健康状態や生活状況を確認する為に大切な事です。雑談の中で、ちょっとした相談に乗ったり、悩みを聞いたりすることは出来るでしょう。
ただ、それが専門的な内容になってくると簡単にお答えできないこともあるとは思いますね。
その点、例えば法律的な問題であれば、士業などの専門家が見守りをしている場合は解決出来るかもしれません。

ふくさん
ふくさん

病院で先生のお話を聞く時とか役所の手続きをしなくちゃいけない時に、ひとりだと不安だから付き添って欲しい・・・っていうのはお願い出来ないかしら。

きーさん
きーさん

見守り契約をしている相手にもよりますが、そういったお手伝いもしてくれる場合はあります。
当センターでも、料金はかかってしまいますが定期的な見守りに加えて必要な時に出来る範囲でお手伝いをするサービスをしていますよ。

誰に頼めばいい?

ふくさん
ふくさん

契約するとしたら、やっぱり何か特別な資格がある人にお願いしないといけないのかしら。

きーさん
きーさん

見守り契約をするのに特別な資格は必要ありません。
今は見守り契約や見守り機器をサービスとして提供している民間企業も多くあります。
それぞれサービス内容に特徴があるので、色々と見比べてみると良いですね。

契約した後でやっぱりやめたいと思ったら?

ふくさん
ふくさん

例えば、契約してしまった後で事情が変わっていらなくなった場合、途中でやめることは出来るの?

きーさん
きーさん

基本的には契約した本人であれば、契約を解除することが出来ますよ。
解約時に料金の支払いが必要かどうか、いつどのタイミングでも解除が可能かどうかは契約の内容によって変わってきます。
解約したいと思ったら、まずはなるべく早めに相手事業者に伝えて、どのような手続きが必要か確認しましょう。

ふくさん
ふくさん

相手には特に不満がないんだけど、内容をちょっと変えたいという時はどうかしら。
やっぱり一度今の契約を解除して、契約し直した方が良いの?

きーさん
きーさん

民間企業のサービスですと、サービスの内容を自分の好きなように変更するというのは難しいかもしれません。決められた範囲内での変更は応じて貰える可能性があるので、相談してみましょう。

当センターの場合、例えば電話連絡の頻度や訪問の頻度を変更したいというご要望があれば、可能な限り応対しております。

ふくさん
ふくさん

最初は2週間に一回の電話で十分と思っていたけど、体調面が不安になってきたから1週間に一回にしてほしいとか、そういうことも言っていいのね!

ご依頼頂いた場合の流れ

ふくさん
ふくさん

私も将来の事が不安だから、一度専門家に相談してみたいんだけど・・・。

きーさん
きーさん

各専門家や事業者によってやり方はそれぞれなので、今回は当センターにご相談頂いた場合の流れをご説明しますね。

初回相談

まず、メールや電話でお問合せ頂いたら、会ってお話を伺います。お客様が不安に思っていることや心配なこと、ご希望をお聞かせください。その場では簡単なご提案と、制度の説明などをさせて頂きます。

正式にご依頼頂いた場合

ご依頼を頂いた後、具体的なご提案をさせて頂く為の調査と詳細なヒアリングを行います。
面談は複数回行います。疑問点や分からないことはその間何度でもお尋ねください。

契約書文案作成

調査した結果とヒアリング内容をもとに、契約書の文案を作成します。
いくつかの契約・制度を組み合わせてご提案することもあります。

契約締結

契約内容を確定し、契約書を完成させます。
契約書にご署名・押印すると契約締結になります。

サポート開始

定期的に電話・訪問をします。

費用について

ふくさん
ふくさん

見守り契約をお願いするとしたら、どのくらいのお金を用意すればいいのかしら?

きーさん
きーさん

民間企業などで提供しているサービスはそれぞれ料金が設定されていますので、各社のホームページやパンフレットで調べることが出来るでしょう。

当センターで見守り契約締結に必要なお金は、契約書を作る為の費用と見守り期間中に毎月かかる契約料です。
契約書を作る為の費用は、契約書作成料の他、もしも事前調査が必要な場合はその調査費と経費などですね。
見守り期間中の契約料は、毎月必要となるお金です。
あとは、臨時の対応や単発的な業務が発生した場合は、内容に応じて1件ごとに料金が発生します。

ふくさん
ふくさん

なるほど、見守りしてもらっている間は毎月お金がかかるのね。
毎月大きな出費があると生活が苦しくなってしまうんだけど・・・

きーさん
きーさん

当センターの場合はこのホームページで料金を公開していますので、あらかじめどのくらいかかるのか確認できます。
契約内容が変わらない限り、途中で急に値上げなどはしませんので、ご安心くださいね。

料金について

お問い合わせ

ふくさん
ふくさん

私は難しい言葉で説明をされても分からないし、制度のことも法律のことも良く分からないんだけど・・・

きーさん
きーさん

なるべく簡単な言葉で、分かりやすいようにご説明するのでご安心ください。
もしも途中で分からないことがあったら、質問してもらっても大丈夫ですよ。

任意後見契約については当センターにご相談ください!

つくば死後事務委任相談センター
TEL:029-896-5632
MAIL: info@tsj-office.com